<福岡県を中心に九州一円>でパーソナルトレーナーとして活動しています
百崎将太朗です!
11月も10日が過ぎ日に日に空気が冷たくなるのを感じるこの頃です。
さて今回は、「呼吸」について書いていきたいと思います。
呼吸には、外呼吸と内呼吸があります。
外呼吸とは、大気から肺で酸素を取り入れ血液に送り込み、二酸化炭素を放出する機能。
内呼吸とは、外呼吸で得られた酸素を細胞に送り、細胞で排出された二酸化炭素を運び出す機能。
人類が誕生する前の地球には酸素が無く生物は有機物を利用してエネルギーを作り出していました。それが「嫌気呼吸」です。有機物とはグルコース。「無酸素運動」「解糖系」と言われる産生回路です。これが最初のエネルギー生産回路なのです。
その後、ミトコンドリアが誕生。このミトコンドリアが「酸素」を利用したエネルギー産生回路を有していたため、多くの生物は体内にミトコンドリアを宿すことに成功。私たちの体内にある60兆個の細胞(赤血球を除く)のすべてにもミトコンドリアが存在しています。
この機能が働く事で、エネルギーを作り出し、人は動くことが出来るのです。
この機能を「好気呼吸」といいます。TCA回路やクエン酸回路ともいわれます。
さて生物にとって重要な「呼吸」ですが、そのメカニズムは知っていますか?
肺は空気の出し入れで伸びたり縮んだりするように思われがちですが、実際はそうではありません。肺そのものは自動的に動く事は無く、肺が入っている胸郭(きょうかく)の容積が変化することで、間接的に伸ばされたり、縮んだりしているだけなのです。
胸郭の容積を変化させる方法は、大きく2つあります。1つは外肋間筋と斜角筋を使う方法、もう1つは横隔膜を使う方法です。前者は胸式呼吸、後者は腹式呼吸と呼び、通常はどちらか一方ではなく、外肋間筋と横隔膜、両方の働きによって呼吸運動が行われています。
この図の左側の注射器の様にピストンが下降することで圧力が低下し針口より空気が入ってくる要領で、横隔膜が下降、肋間筋と斜角筋が胸郭拡張を行う事で胸郭内圧が低下し、口より空気が流入していきます。
※図の矢印は筋肉の収縮方向です。
おわかりいただけましたか?
呼吸をするという事は、筋肉を動かすという事です。
それは努力する事ではありません。
自然に出来ることなのです。それは呼吸以外でも同じこと。
もしそれが、しにくかったり、難しいと感じる時は、専属のトレーナーにご相談くださいね!
必ずアナタの身体を変えることが出来ます。