前回ではコロナウイルス感染に伴う、重篤化のハイリスクパーソンの内容を記載しました。

何回も言うように基礎疾患を患っている人は重篤化のリスクが高値となっています。

すぐ健康になることは不可能ですが、毎日健康を意識して生活すれば徐々に健康となっていくことは誰でも出来ます。

そこで今回は呼吸器系感染症に関する対策について書いていきたいと思います。


まず感染症に対する免疫力を高めることが大切です。「運動」「栄養」「休養」のサイクルが重要です。

「運動」は、ずばり身体を動かす事で日常生活での活動とスポーツなどでの活動があり合わせて身体活動と言います。

<18~64 歳の身体活動(生活活動・運動)の基準>
強度が 3 メッツ以上の身体活動を 23 メッツ・時/週 20行う。具体的には、歩行又
はそれと同等以上の強度の身体活動を毎日 60 分行う。

※出典:運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書

強度3メッツ以上というと…

〇スポーツ活動では…

・ボウリング、社交ダンス(3.0 メッツ)
・ゴルフ(3.5~4.3 メッツ)
・ウォーキング(4.3 メッツ)
・野球(5.0 メッツ)

・バドミントン(5.5 メッツ)
・バーベルやマシーンを使った強い筋力トレーニング(6.0 メッツ)
・サッカー、スキー、スケート(7.0 メッツ)

〇日常生活活動では…

・普通歩行(3.0 メッツ)
・そうじをする(3.3 メッツ)
・自転車に乗る(3.5~6.8 メッツ)

・こどもと活発に遊ぶ(5.8 メッツ)
・農作業をする(7.8 メッツ)

となります。

毎日60分の運動が健康な人生を送る上で必須の活動です。昨今の利便性の高い生活スタイルで日常生活活動は少なくなっています。しっかりと一日の時間管理を行い「運動」という時間を取り入れる事が必須となる時代は間もなく訪れます。

アスリートレベルの激しい運動では免疫力が低下するというエビデンスも出ていますが、上記の運動をまずは自分のペースで行うことで着実に身体機能を高める事が重要です。

何事も継続です。少しずつでも、日頃の運動を取り入れましょう。

 

次回は「栄養」に関して書きたいと思います。